ヤマハ UF30-S/D

掲載艇は1994年モデルのヤマハUF30-S/Dは、キャビンがスクエアーな武骨なスタイルで、やや古さを感じさせます。
機能的には過不足無く、船体も30FTですので本格的な中型フィッシングボートです。
パッと見は、キャビン形状がスクエアー形状のUF30より、スタイリッシュな流線形のUF28に目が行きがちですが、2フィートの違いで想像以上に乗り味の重厚感が違います。
荒れた海面状況では、それが顕著に感じる事が有ると思われます。
UF28-S/Dには、ボルボ製エンジンのAD41B搭載されており、定格出力は150馬力MAXパワーは200馬力です。
このAD41エンジンには、大きく別けると前期AD41A・中期AD41B・後期AD41Pが有り、見た目や出力は余り変わりませんが、冷却系・ピストン燃焼室形状等が改良変更され耐久性や出力特性等がアップしていると聞いています。
高い走行安定性、長い航続距離、耐候性や盗難等にも有効なキャビン後部扉、船内も居住空間を確保しております。
船舶検査証記載寸法は全長8.89m全幅2.49m カタログ寸法は実長9.27m実幅2.85m 燃料タンク容量200Lでエンジンです。
燃費等のランニングコストの事を考えると、ディーゼルエンジンには大きな魅力があると思います。

購入検討される場合のワンポイント注意、UF30-S/Dは、同じUFシリーズのUF28-S/Dと中古艇価格の差が少ない為、比較される事が多い様です。
しかし、大は小を兼ねますので保管場所等をトータル的に勘案し、沖釣りがメインならばこちらをお決め頂くのが良いかと思います。
但し、中古艇市場への出物は少ない様です。
UFシリーズの中でも使われ方がピンキリで、程度の良し悪しが顕著ですので、安価な艇には何かしらの問題が有る事が多い様です。
特に相応に年式が経っていますので、特に係留歴が長い個体は機関系を中心に状態確認が必要です。
エンジンボルボ製ADシリーズと同様に部品入手が困難なケースが出て来ており、有っても部品価格も上昇している様ですので、注意が必要な様です。
購入時、試乗し状態確認する事をお勧めします。

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この記事を書いた人

中古艇、中古ボート、プレジャーボート、業務艇、遊漁船等の個人売買サイト、船ネットドットコムの創業者です。
会社運営からは引退しましたが、サイト所有者として現在も多少関わっています。
本サイトは、過去に船ネットに掲載された艇の情報を基に再編して、メーカー艇を中心にボート図鑑を作成しています。
また、マリン関連だけで無く、キャンピングカー等、個人的に興味が有る事も発信して行きます。
経験則のみで勝手気ままに発信致しますので、勘違い、誤認、思い込みのまま、間違いを発信する事も有るかと思いますので、皆様の寛大心にて悪しからずお許し下さいます様、お願い致します!
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