掲載艇は1997年モデルのヤンマーEX38V マルチドライブ付きのVドライブ式シャフト艇です。
余り聞き慣れないVドライブシャフト艇とは、下記の図様の様なシステムです。
キャビンや船内環境を含め基本性能に優れスタイリッシュなモデルで、人気が有ります。
キャビン両サイドのデッキも広さもあり、フロントデッキとアフトデッキの往来がし易く、耐候性や盗難等にも有効なキャビン後部扉装備しており、前後デッキではそれぞれ3~4名が竿出し出来るスペースが有ります。
また、マルチドライブ付き(微速装置)なのでトローリング(流し釣り)も出来ます。
シャフト艇はいっぱんてきにキャビンの下側にエンジンルームが有りますが、Vドライブ式ですので後部デッキの大型ハッチ内がエンジンルームとなっているので、スペースに余裕が有り整備性が優れています。
また、Vドライブ式はエンジンが一般的な搭載向きと前後逆向きに積まれています。
エンジンはヤンマー製6LP2ーSTVY 定格320馬力 MAX380馬力が搭載されています。
船舶検査証記載寸法は、全長10.78m 全幅2.73m カタログ寸法は実長は、実長12.33m 実幅約2.97m 燃料タンク容量は230L×2です。
ヤンマー船全般に言える事ですが、ディーゼルエンジンが優秀な為、トローリング(流し釣り)で燃費を気にせず1日中エンジンを掛けた状態で使われる事も多い様で、エンジン使用時間が多い物も有ります。
また、微速装置(マルチドライブ)付きエンジンは、微速装置を切らずに通常走行をするとクラッチを痛めてしまいますので、試乗して確認をお勧め致します。
メンテンナンスの面でも国内なら問題無く、部品入手・整備対応出来る環境かと思います。
このサイズのヤンマー船は希少で、スタイリッシュな艇が多くマルチドライブ付きの艇は、大変人気が有ります。