掲載艇は2000年モデルのヤンマーFX29Z ウォークアラウンドでリアドア付きのフィッシングボートです。
ブリッジ両サイドのデッキも広さがありフロントデッキとアフトデッキの往来がし易く、後部扉や2ステーションが付いていますので、耐候性や盗難等にも有効なキャビン後部扉装備しています。
エンジンはヤンマー製4LH-UTZAYは定格120馬力 MAX140馬力 ドライブはSZ200-2です。
マルチドライブ付きでは有りません。
ヤンマー船の最大の特徴は、ドライブがハイチルトになりチルトアップすると、ほぼ直角近くまで上がり、ベローズはほぼ全て、ドライブ本体の7~8割程度が水面から出るタイプとなる為、ほぼ船外機と同様に係留保管が可能となります。
船舶検査証記載寸法は、全長8.43m 全幅2.43m 実測寸法は実長約9.85m 実幅約2.64m 燃料タンク容量は270Lです。
思いのほか広いキャビンも有り、現在でも4~5名程度で近場から沖釣りまでマルチに使用出来て汎用性が高い艇です。
エンジンルームも小型エンジンなのでスペースに余裕が有り、整備性が優れています。
購入検討される場合のワンポイント注意、掲載艇の様な船底塗装の無い上架保管艇は、状態が良い物が多く、ハイパフォーマンス仕様は大変希少な為、人気が高く装備内容も充実している事が多く、価格的にも高く売れ足が早いため、直ぐに行動に移さないと入手が難しい1艇です。
ヤンマー船全般に言える事ですが、ディーゼルエンジンが優秀な為、燃費を気にせず1日中エンジンを掛けた状態で使われる事も多い様で、エンジン使用時間が多い物も有ります。
また、ハイチルトのドライブは係留保管時等でチルト作動を頻繁行う為か、経年劣化して来ると冬場等にゴム素材が硬化し、ひび割れ等が出る事も有る様です。
但しメンテンナンスの面でも国内なら問題無く、部品入手・整備対応出来る環境かと思います。
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