掲載艇は2002年モデルのヤンマーFX26BZ-ISウォークアラウンドでリアドア付きのフィッシングボートです。
ブリッジ両サイドのデッキも広さがありフロントデッキとアフトデッキの往来がし易く、後部扉や2ステーションが付いていますので、耐候性や盗難等にも有効なキャビン後部扉装備しています。
ヤンマーFX26ZⅡ-ISとは、運転席周りのメーター配置やキャビン形状が若干異なりキャビン後部扉廻りがスライドドア式から引き扉式になり、2ステーション廻りも変更されています。
全体的に快適な居住空間等はそのままに、各部をリフレッシュされた事で洗練されスタイリッシュされた事で、更に人気がある艇になっています。
エンジンはヤンマー製4JH3-DTZは定格114馬力 MAX125馬力 ドライブはSZ160でマルチドライブ付きでは有りません。
ヤンマー船の最大の特徴は、ドライブがハイチルトになりチルトアップすると、ほぼ直角近くまで上がり、ベローズはほぼ全て、ドライブ本体の7~8割程度が水面から出るタイプとなる為、ほぼ船外機と同様に係留保管が可能となります。
船舶検査証記載寸法は、全長7.67m 全幅2.38m 燃料タンク容量は200Lです。
思いのほか広いキャビンも有り、現在でも3~4名程度で近場から沖釣りまでマルチに使用出来て汎用性が高い艇です。
エンジンルームも小型エンジンなのでスペースに余裕が有り、整備性が優れています。
購入検討される場合のワンポイント注意、ヤンマー船全般に言える事ですが、ディーゼルエンジンが優秀な為、燃費を気にせず1日中エンジンを掛けた状態で使われる事も多い様で、エンジン使用時間が多い物も有ります。
また、ハイチルトのドライブは係留保管時等でチルト作動を頻繁行う為か、経年劣化して来ると冬場等にゴム素材が硬化し、ひび割れ等が出る事も有る様です。
但しメンテンナンスの面でも国内なら問題無く、部品入手・整備対応出来る環境かと思います。
船体がカラー化されている艇の場合、経年劣化が進むと色褪せとクリア層の白色化が目立つ事が多いので、購入後に綺麗な状態を維持するに手間が掛かります。
逆に艇を手放す際に少しでも高く売却したい場合は、とにかくカラー化された船体はバフ掛けワックスで綺麗に整え、船内の清掃・デッキ廻り・イケス・ハッチ内等の整理整頓、エンジン等のメンテナンス記録をこまめに残す事が大事です。
トップランシリーズはフィッシングボートとして人気が有り、中でも24ftと同様に売れ筋で、売り物も多く比較検討が出来ます。
価格帯やご自身のフィッシングスタイル等を考えると良いかと思います。
問い合わせが多い艇なので、売れ足が早く直ぐに行動に移さないと入手が難しい1艇です。
目次