掲載艇は2000年モデルのヤンマーEF21Z-HT(ハードトップキャビン)ディーゼルドライブ艇です。
ハードトップキャビンですので、天候急変による小雨程度ならワイパーも有り航行していれば雨風がしのげる為、ありがた味は有ります。
センターキャビンは、トイレルームとして使う程度の広さが有り、仮眠程度なら出来そうです。
ウォークスルーになっておりバウ(船首)への移動もし易いレイアウトですが、掲載艇はバウでの釣りはデッキ形状から、難しいかと思います。
2~3名程度でベイエリア等の近場での釣りに適しています。
エンジンルームも小型エンジンなのでスペースに余裕が有り、整備性が優れています。
ヤンマー船の最大の特徴は、ドライブがハイチルトになりチルトアップすると、ほぼ直角近くまで上がり、ベローズはほぼ全て、ドライブ本体の7~8割程度が水面から出るタイプとなる為、ほぼ船外機と同様に係留保管が可能となります。
エンジンは、ヤンマー製4JH3Z1 定格49馬力 MAX58馬力が搭載されドライブはSZ80ハイチルトタイプです。
燃費性能とディーゼルエンジン特有の低回転時からのトルクが強い出力特性に加え、燃料はガソリンよりも安価な軽油で、免税軽油を使えば更に安価に使える事はランニングコストを考える上で大変重宝します。
船舶検査証記載寸法で全長5.59m全幅2.11mとコンパクトで、初心者にも扱い易いサイズです。
購入検討される場合のワンポイント注意、ヤンマー船全般に言える事ですが、ディーゼルエンジンが優秀な為、燃費を気にせず1日中エンジンを掛けた状態で使われる事も多い様で、エンジン使用時間が多い物も有ります。
また、ハイチルトのドライブは係留保管時等でチルト作動を頻繁行う為か、経年劣化して来ると冬場等にゴム素材が硬化し、ひび割れ等が出る事も有る様です。
但しメンテンナンスの面でも国内なら問題無く、部品入手・整備対応出来る環境かと思います。
ハードトップキャビンは、スタイリッシュな外観で人気が高く希少艇より、売れ足が早いため本命艇ならば、直ぐに行動に移さないと入手が難しい1艇です。
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