ヤンマー FX24Z-I/B

掲載艇は1994年モデルのヤンマーFX24Z ウォークアラウンドでリアドア付きのフィッシングボートです。
この艇はブリッジ両サイドのデッキも広さがありフロントデッキとアフトデッキの往来がし易く、舷も高めなのが特徴と言えるかもしれません。
エンジンはヤンマー製4JH2-DTZは定格72馬力 MAX90馬力 ドライブはSZ110 燃料タンク容量は100Lでマルチドライブ付きでは有りません。
1997年にモデルチェンジされたヤンマーFX24BZ-ISとは、キャビンやデッキ廻りの形状が異なっています。
ヤンマー船の最大の特徴は、ドライブがハイチルトになりチルトアップすると、ほぼ直角近くまで上がり、ベローズはほぼ全て、ドライブ本体の7~8割程度が水面から出るタイプとなる為、ほぼ船外機と同様に係留保管が可能となります。
船舶検査証記載寸法は、全長6.34m 全幅2.3mです。
思いのほか広いキャビンも有り、現在でも2~3名程度でベイエリア等の近場での釣りに適しています。
エンジンルームも小型エンジンなのでスペースに余裕が有り、整備性が優れています。

購入検討される場合のワンポイント注意、ヤンマー船全般に言える事ですが、ディーゼルエンジンが優秀な為、燃費を気にせず1日中エンジンを掛けた状態で使われる事も多い様で、エンジン使用時間が多い物も有ります。
また、ハイチルトのドライブは係留保管時等でチルト作動を頻繁行う為か、経年劣化して来ると冬場等にゴム素材が硬化し、ひび割れ等が出る事も有る様です。
但しメンテンナンスの面でも国内なら問題無く、部品入手・整備対応出来る環境かと思います。
船体がカラー化されている艇の場合、経年劣化が進むと色褪せとクリア層の白色化が目立つ事が多いので、購入後に綺麗な状態を維持するに手間が掛かります。
逆に艇を手放す際に少しでも高く売却したい場合は、とにかくカラー化された船体はバフ掛けワックスで綺麗に整え、船内の清掃・デッキ廻り・イケス・ハッチ内等の整理整頓、エンジン等のメンテナンス記録をこまめに残す事が大事です。
トップランシリーズはフィッシングボートとして人気が有り、中でも24ftは一番の売れ筋です。
FX24Z、FX24BZとも売り物も多く比較検討が出来ます。
価格帯やご自身のフィッシングスタイル等を考えると良いかと思います。
問い合わせが多い艇なので、売れ足が早く直ぐに行動に移さないと入手が難しい1艇です。

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この記事を書いた人

中古艇、中古ボート、プレジャーボート、業務艇、遊漁船等の個人売買サイト、船ネットドットコムの創業者です。
会社運営からは引退しましたが、サイト所有者として現在も多少関わっています。
本サイトは、過去に船ネットに掲載された艇の情報を基に再編して、メーカー艇を中心にボート図鑑を作成しています。
また、マリン関連だけで無く、キャンピングカー等、個人的に興味が有る事も発信して行きます。
経験則のみで勝手気ままに発信致しますので、勘違い、誤認、思い込みのまま、間違いを発信する事も有るかと思いますので、皆様の寛大心にて悪しからずお許し下さいます様、お願い致します!
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