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風立ちぬの生きめやもってどういう意味?フランス語の原文と日本語訳を調査!

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こんにちは!naoです。

個人的にジブリ作品が大好きなのですが、その中でもBest3に入るのがこの『風立ちぬ』。
本来あまり戦争関連の映画は好まないのですが、これは大好きで何度も観てしまいます♪

でも、今まではさらっと見ていた冒頭の【風立ちぬ−生きめやも】って言葉。
あらためてどういう意味なんだろう?と疑問が湧いてきました。

そこで今回は、

・風立ちぬ−生きめやもの意味
・フランス語原文と日本語訳の比較

について書いてみようと思います!

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風立ちぬ−生きめやもの意味は?

【風立ちぬ、生きめやも】とは、堀辰雄の小説の中にある一説『風立ちぬ、いざ生きめやも』から引用された文言です。

まずは【風立ちぬ】と【いざ生きめやも】に分割して説明しますね。

 

・風立ちぬ

【風立ちぬ】は、風立つ=風が出てきた、という意味です。
単に風が吹いているというよりは、今まで静かだったところに急に風が吹き始めた、風が出てきた、というイメージです。

 

・いざ生きめやも

【いざ生きめやも】は、少し入り組んでいます。

いざ→さあどれいよいよ、といった、前向きに物事に取り組む時の表現です。

生き(め)→は、生きる+古典文法における意思の助動詞「む」の仮定形で、意思または可能性を示す使い方なので、意味としては、生きよう、または生きられるだろうか、になります。

そして、生き(め)やも→は、「やも」が「~か、いや~ではない」という反語になります。

これらをふまえて【いざ生きめやも】を現代語にするなら、

・生きようか、いや生きられないか
・生きていこうか、いや死のうか

といった感じで、複数解釈になります。

 

・風立ちぬ+いざ生きめやも

上記をふまえて【風立ちぬ−いざ生きめやも】を現代語にするなら、

・風が出てきた。さあ生きていこうか、いや生きられないだろうか
・風が出てきた。さあ生きられるだろうか、いや死のうか
・風が出てきた。さあ生きようか生きられないか、いや生きていこうか

というように、意思と可能性のどちら寄りかによって色々な解釈ができることになります。

 

・菜穂子の思い

堀辰雄の『菜穂子』の内容から考えてみると、「風が出てきた。さあ生きようか生きられないか、いや生きていこう」と、『生きていく』という意思を表す意味として解釈するのが適切な気がします。

どんな状況でも生きる意思を持ち続ける。

戦争があった時代背景と菜穂子の複雑な思いを表すには、とても合っている言葉だと思いました。

 

フランス語の原文と日本語訳の比較

ついでなので、【風立ちぬ−いざ生きめやも】の原文も調べてみました。

原文は、ポール・ヴァレリー(Paul Valéry)というフランス人の詩人が書いた『海辺の墓地』という作品の一説です。


Le vent se lève, il faut tenter de vivre.

 

フランス語はさっぱりわかりませんので、翻訳機で英語にしてみました。

 

The wind rises, it must try to live.

 

うん!わかりやすい♪

そしてこれを日本語にすると(またしても翻訳機頼み)
 
 
風が上がり、生きようとしなければならない。
 
 
直訳なのでカタイですが、これを映画に照らし合わせて考えると、個人的にはこんな解釈かなーと。
 
 
風が吹いている 私たちは生きなければならない
 
 
みたいな感じかなと思いました。
 
実際映画の中でも、「風は吹いているか少年、生きねばな」というセリフがあります。
映画のテーマを集約している言葉だと頷けますね。
 
 

まとめ

【風立ちぬ−いざ生きめやも】の意味と、原文と日本語の比較をしてみました。

書いてみて、意外と奥が深くてビックリしました。
堀辰雄の訳が素晴らしいと言われていることにも納得です!

調べる過程も楽しかったので、また気になることが出てきたら調べて書いてみようと思います♪

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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