薪ストーブ

薪ストーブのメリットとデメリットは?札幌で実際に3年間使った私が正直にお伝えします!

更新日:

こんにちは!
北海道で日々、薪ストーブ生活を楽しんでいる道産子naoです。

薪ストーブって、子どもの頃からの憧れだったりしますよね。
雪国育ちの私はまさにそうでした。

結婚していよいよ自分の住まいに薪ストーブを導入しようと決めた時、

「薪ストーブって、実際どういうメリットとデメリットがあるんだろう?」

という思いが頭をよぎりました。

でもその時は、憧れを早く現実にしたくて、あまり深く考えずに勢いで設置してしまいました。

で、実際に使ってみると、
子どもの頃にはわからなかった手間のかかる部分も見えてきて、意外に大変なこともあるなぁと。。。

もしこの記事を読んでいる方が薪ストーブ生活に憧れているなら、絶対にこれだけは事前に知っておいた方がいい!と思うこともたくさん出てきたんです。

そこで今回は、

・薪ストーブのメリット5つ
・薪ストーブのデメリット4つ

について、薪ストーブ生活3年目の経験に基づいてお話していこうと思います。

薪ストーブってこんな魅力があるんだ!とか
逆に、こういうところはネックだなぁ…とか
すべて正直に伝えていきますので、導入をお考えの方はぜひ理想の薪ストーブ生活のための参考にしてくださいね!


薪ストーブのメリット5つ

それではまず、薪ストーブのメリットからお話していきます。

私としては、大きく分けて

1.燃料費がかからない
2.遠赤外線効果で暖かい
3.体力アップ&人の輪が広がる
4.あらゆる調理が可能
5.震災に強い

の5つがあると思います。

それでは一つ一つ解説していきますね。

1.燃料費がかからない

北海道で生活する上で冬場の燃料費は頭の痛い問題ですが、我が家では薪を無料で入手しているため、燃料費がほとんどかかっていません。
(ほとんど、という理由は別記事でご説明します)



薪に関しては、建築関係の知り合いから廃材を貰ったり、造園屋さんから処理しきれない木や枝を貰ったりしています。

また、個人宅の庭木や個人が所有している山の倒木整備などを買って出て、整備で山積みになった木を貰ってくることもありますし、

各市町村が発行している広報等に、ダムにたまる流木の無料配布情報が年2回掲載されるので、取りに行ったりもします。

その他、一般市民が参加できるチェーンソー講習会というのが道内数カ所で不定期で開催されており、参加者は講習で伐採した木や切り株を貰うことができます。
また、一度講習会を受けると伐採ボランティアとして声がかかるので、その後も木を手に入れる機会を得ることが出来ます。

2.遠赤外線効果で暖かい

薪ストーブから発せられる熱には、同じように炎が出る灯油やガスストーブにはない柔らかさと暖かさがあります。

我が家は鋳物の薪ストーブを使っていますが、鋳物から放射される輻射熱は、強い遠赤外線効果で体の芯から暖まります。

また、ストーブの周りの壁や床が温まることで部屋全体もほんのり温かくなり、包み込まれるような暖かさについウトウトしてしまうこともよくあります。

この暖かさは一度味わったら病みつきになりますよ〜!

3.あらゆる調理が可能

個人的に、薪ストーブは万能調理器だと思います!
煮る・焼く・蒸す・揚げる等、ガスコンロやオーブンとほぼ同じことが可能です。
しかも火力が強いので時短料理も可能♪



やかんを載せてお湯を沸かしたり
鍋に材料を入れて煮物にしたり
フライパンでお肉を焼いたり
ダッチオーブンでパンを焼いたり…

薪の中に、
ホイルで包んだサツマイモを入れておけば焼き芋も作れちゃう♪

蒸し器やタジン鍋があれば、食材を入れてストーブにかけておくだけで電子レンジのように温めることもできます。

家の中にいながらアウトドア気分が味わえて、調理もできる。そしてエコ。
一石二鳥、いえ、それ以上です♪

4.体力アップ&人の輪が広がる

薪を無料で手に入れる話を読んで気づかれた方もいらっしゃると思いますが、薪を無料調達するには「体力」と「人脈」が必要不可欠です。

どこに薪を取りに行くにしろ、薪をトラックに積む・降ろすの作業は必ず行いますし、山の中なら倒木のあるところまで歩く(もしくは登る)必要があるし、倒木はさらに玉切り(枝を払って丸太にすること)作業もあります。
そして何より、そういった状況下の木は水分を含んでいるので重たいです。
それを車に積んで降ろして片付けて…と、とても手間がかかります。

ですが、これらの作業を続けていると、いつの間にか体力がつき体が締まってくるという嬉しいおまけがついてきます!

現に主人は、一般的にはメタボを心配される年齢ですが、体は締まっていてお腹も出ていません。
本人曰く、「薪の調達してたら筋肉がついて締まった」そうです。

ちなみに私も、薪作業を手伝うことで多少はカロリー消費になっている…はず♪

そして、薪の調達には情報も欠かせません。

解体する家の情報、どこの造園屋さんに未処理の木があるか、倒木整備を希望している山の所有者さんの情報など、薪を調達するにあたって必要な情報は、いつも「人」が運んできてくれます。

地域の人と繋がり、互いに助け合い、常に情報交換をしながら生活することによって、私達の薪ストーブ生活は成り立ち充実したものとなっています。

5.震災に強い

2018年9月6日 午前3時8分頃、胆振地方中東部を震源とした最大震度7の地震が北海道を襲いました。

その時間、私達は就寝中でしたが、今までにない長く大きな揺れにしばらく動けませんでした。

揺れがおさまると同時にテレビをつけましたが、すぐに停電、その頃震源地では土砂崩れによる二次災害が起き、その数時間後から携帯も繋がらなくなり、地域によっては断水などの被害も広がっていきました。

この地震のとき、時期としては秋でしたので、ストーブをつけるほどの気温ではありませんでした。

ですが、我が家は山に近い場所なので9月でも朝晩の寒暖差は少しずつ大きくなっていたため、薪ストーブの準備は早めにしていました。

もし、この地震が真冬に起こっていたら。。。。


ブラックアウトによって、暖房を使えない家が続出していたでしょう。
IHコンロを使っている家なら料理も作れません。

でも、薪ストーブは独立した暖房器具なので、他のエネルギーに頼らなくても単体で使用できます。



単に暖かいとか燃料代がかからないといったことだけでなく、震災時にも重宝な、とても優秀な暖房器具だとあらためて思いました。

以上、薪ストーブのメリット5つをご紹介しました。

でも、いいことばかりじゃないんですよ〜〜〜。


薪ストーブのデメリット4つ

では次に、私が思う薪ストーブのデメリットについてお話していきます。

実際に使っていて、これは手間だなぁとか大変だなぁと感じることは、大きく分けて以下の4つです。

1.シーズン毎のメンテナンス
2.着火の準備
3.部屋が温まるまで時間がかかる
4.灰の処理と燃焼維持


ではこちらも一つずつ解説していきますね。

1.シーズン毎のメンテナンス

我が家の薪ストーブは、毎年11月〜5月くらいまで活躍してくれます。



シーズンが終わったら、必ずしなければならないのが煙突掃除です。
煙突内にススがたまったままにしておくと、ススが湿気をおびて煙突内部に錆びがつき、変な匂いがしてきます。

また、次のシーズンで薪を燃やしたときに煙が逆流したり、燃焼効率が下がったりするので、どんなに面倒でも煙突掃除は必須です。

炉内も、中に溜まった灰を全てきれいに掻き出します。


灰が残ったままだと次に薪を燃やしたときに煙が出やすく、古い灰の匂いも埃っぽいので炉内はこれでもかというぐらいきれいにしています。



鋳物部分は鉄なので、空気に触れるだけで酸化して錆びていきます。
錆はストーブ全体の劣化を早めるので、放置は厳禁です。
シーズン中の労をねぎらい、きれいに乾拭きして隅々まで油を塗り込み、終了です。

これらの作業、ススだらけになりながらほぼ1日がかりです。。。

2.着火の準備

薪ストーブを使っていて、個人的に一番楽しくて、でも一番面倒だと思うのがこの作業です。

正直なところ、楽しい<面倒 ですね。

薪ストーブにタイマーが付いていたらどんなにいいかと思いますねぇ。
気温が0℃を切った日なんかは特にそう思います。
震えながら木っ端を積んで新聞紙丸めて。。。って、家の中なのに冬キャンプか!って文句言いながらやってます。



それでも、一発で火がついたときの何とも言えない達成感はクセになります。



…そう、毎回一発でつくわけではないのです。

着火材を無造作に積み上げてもうまくいきません。
仮に火がついてもすぐに消えてしまいます。
燃えやすいように木や新聞紙を入れる位置を工夫する必要があって、それが木の形や新聞紙を丸める力加減によって毎回変わるので、毎回が初めての着火作業になります。

ですので、

もし確実に一発でつく方法を見つけたら、デメリットではなくなるかもしれません♪♪

3.部屋が温まるまで時間がかかる

このデメリットに関しては、
メリットの【1.燃料費がかからない】の記事でちょっと触れていますが、燃料費が「ほとんどかかっていません」と書いた部分にも関連しています。

「ほとんどかかっていません」に関しては、
薪ストーブは部屋が温まるまでに時間がかかるので、その間は補助で灯油ストーブをつけることがあるから灯油代がかかっています、ということです。
目安として、気温がマイナス3℃以下になったぐらいから使い始めています。
ちなみに我が家で使っているのはコレ
       ↓

よっぽど寒ければ薪ストーブと併用しますが、だいたいは薪が熾火になるまでの20分位なので、シーズン中の灯油代は数千円〜1万円位です。

通常、どの暖房器具も、気温が低ければ低いほど部屋全体が暖まるまで時間がかかるものですが、薪ストーブの場合はさらにもう少し時間がかかります。
これは、炎の近くから徐々に空気や物を温めながら熱が広がっていくためです。

マイナス5℃を切り始めると、朝イチで薪ストーブをつけても午前中は足元が寒い…なんて時もあります。
そして寒いからとガンガン薪を燃やしてしまい、午後から窓を開けなきゃ暑くていられないくらい部屋が温かくなってしまうなんてこともあります。

薪ストーブは、温まるまで時間はかかりますが、一度温まってしまえば温もりは持続します。

ただし、部屋の広さや壁の位置、薪ストーブ周辺に何が置いてるか等によっても温かくなるまでの時間や持続時間は違ってくるようです。

このあたりのことは、私達にとってもう少し工夫しなければならない課題であり、未だ勉強中です。

 

4.灰の処理と燃焼維持

灰の処理は、毎日行います。



灰は薪を燃やした分だけたまるので、たまってきたな〜と思ったら次の薪を入れる前に取り出さないと、不完全燃焼になって煙が出てきたりと厄介なことになります。

一般的なFFストーブ等は、使用中にこういったメンテナンスをする必要がないので放置できますが、薪ストーブは常に気にかけていて灰を処理したり薪を追加したりしなければなりません。
暖かさを維持するには気配りが必要なのです。

本を夢中になって読んでいたら火が消えかかってたー!なんてこともよくあります。慌てて薪を入れても火の状態によっては消えてしまうことも。。。

そうなると、また着火材を入れるところからやり直しです。

たまった灰は、室内に置いておくなら蓋のついた容器に入れないと少しの風で舞ってしまいます。
ストーブから掻き出す時も、ゆっくりやらないとあちこちに飛んでいくので注意が必要です。
急いでいるときにはしないほうが賢明です。

 

まとめ

以上が、私が薪ストーブを実際に使って感じているメリット・デメリットでした。

個人的に、薪ストーブを導入する際はデメリットとなる要素についてよく検討することが大事だと思っています。

最初にデメリットを想定しておけば、「こんなはずじゃなかった〜」と後悔することも最小限に抑えられますし、手間がかかる部分も手慣れてきたら楽しくなったり、愛着が湧いてきたりもします。

そして、デメリットと上手に付き合うことができれば、薪ストーブの奥深〜い魅力を実感していただけると思います♪

薪ストーブの設置や導入をお考えの方は、ぜひメリットだけでなくデメリットについても熟考した上で決断されることをオススメします。

-薪ストーブ

Copyright© 日日是好日 , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.